A.調停委員はおじいさんとおばさんのペアが多いようです。多くの調停委員は双方の話を聞いて、なるべく間を取って和解させることができないか、と考えています。面会交流や監護者指定等は「子どもの福祉のために必要である」ことを強く主張し、例えば「月に1回、2時間の面会交流ではどうですか?」と言われたら、「それは欧米の先進国の状況から見て明らかに少なすぎると思いますが、日本人の子どもは面会交流が月に1回で十分に健康な心身を育むことができる科学的・合理的な根拠があるのですか?」とお聞きしてください。大人の都合によって子どもの面会交流の回数を決めるのではなく、児童の権利条約からも明らかなように、子どもの福祉を実現するための面会交流ですから、父母双方時間的に半々に監護・養育することをベースに考えるべきであると言えます。