匿名との条件付きで、公開を了解してもらいましたので、相談ケースから紹介いたします。

妻の浮気が原因で、フラッシュバックがひどいという症状に対してトラウマ治療(主としてTFT)を実施し、2回のカウンセリングで回復された男性がいました(症状がなくなったからカウンセリング終了)。
その数か月後、妻がカウンセリングに訪れて夫の問題点を述べ、離婚することを考えている旨相談されました。
妻は子の福祉を考えた場合に、夫とやり直そうという気持ちがあるという事でしたので、弊社のカップルカウンセリングの趣旨をご説明しました。

?双方がやり直そうという意思を有していることが条件
?どちらもカウンセリングに参加すること
?相手方の問題点を聞くようなカウンセリングはしない
?関係改善のために障害となるような感情的なしこりについてはトラウマ治療として扱うが、それでもそれは相手方への愛情を取り戻すための手段として考える
?カウンセリングで主に扱うのは、相手方から受けてきたポジティブな行為について振り返り、こちら側がどうやって相手を支えるかについて。
?カウンセラーは相手方がこちらに何を要求しているかを伝えない(そもそも聞かない)ので、相手方が何を要求しているのかを考える。
?基本的に別々にカウンセリングしますが、最後に前回から今回までのポジティブフィードバック(相手にされてうれしかったことの表明や感謝)をする。
?カウンセリング中はあまり指示的な関わりはしませんが、相手方へのいやみや皮肉が表現された場合は、それを取り上げコントロールする方法を考える。

子の最善の利益のためには、面会交流調停よりも、親教育よりも先に、関係改善のためのカップルカウンセリングが実行されることが重要だと考えています。

遠方の方の場合、来所いただいての相談は難しいかと思いますが、スカイプ等でのカウンセリングも行っておりますので、ご検討いただければと思います。

なお、相談料金等については、

トラウマ治療・カウンセリング


に示してある通りです。